今年最後の営業になりました。
今年は5周年を迎えた節目の年であり、多店舗の勤務やスタッフの入れ替え、人生初の粉砕骨折…など色々な事があった一年でしたが、皆様の温かいお言葉や笑顔に支えられ、とっても自分の糧となる一年でありました。
感謝!の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
新年は1月5日より営業。
5日のみウェルカムドリンクをご用意してお待ちしております。
そして新しくスタッフが入社。
22歳と若いですが、色々な経験をもった男の子です。私にとっても新しいコンビのスタートになります。
まだまだつたなくお役に立てない事もしばしばあるかと思いますが、少しでも楽しく良い時間をご提供できるように今後も頑張っていきたいと思っております。
2011年は皆様にとって、よい一年でありますように。
atelier bar tin tsukuda
荒木章子
新入荷のご案内です。
軽井沢12年
最高酒齢31年をはじめ貯蔵12年に至る長期貯蔵の原酒を中心に、数多くの個性豊かなモルト原酒を加えて仕上げました。
豊かな熟成の香りと口当たりの良いハツラツとした味わいが特徴です。
浅間山南麓高原の清冽な水と澄み切った大気、やわらかな霧に包まれれ自然に育まれた軽井沢蒸留所。
ウイスキーの味を守り続けるのはわずか3名の職人たち。そんな小さな蒸留所で造られています。
良質なウイスキーは自然の恵みそのもの。
悠々と時は流れ、人々の心を潤し人生を彩るために今日も一滴一滴、豊潤な生命の水は育まれ続けています。
最近人気の薬草酒のご紹介です。
ブランカメンタ
ブランカメンタはフェルネットブランカの姉妹品。フェルネットブランカとは1845年、イタリアのミラノのブランカ家が創製したビター系のハーブ・リキュール。
フェルネットとは、アルプス地方の「薬草抽出液で造る薬の一般名称」だそうですが、それを酒のかたちで飲みやすくした、いわゆる辛口の苦味酒になります。
そのフェルネットブランカにミントの香味を加えて飲み口を良くしたものがこのブランカメンタ。メンタとはイタリア語でミントの意。
製法としてはゲンチアナ、カモミール、リコリス、ジンジャー、サフラン、リュバブ、東洋系スパイスなど、30種類のハーブ・スパイスをワインとブランデーの混合液に浸漬後濾過して1年間東欧産大型オーク樽で熟成。
今まで何度か入手が困難になったことがありますが、代替の利かない酒として根強いファンが多いです。
穏やかな苦みとミントの爽快感が魅力。最近、私もハマっているビター(苦味酒)
時にはちょっとほろ苦いこともありますが…されど「素晴らしき哉、人生」にビターで乾杯。
この冬、新入荷のチーズのご案内です。
ブリ・オ・グラン・マルニエ
ブリーチーズの間に、マスカルポーネとグラン・マルニエをあわせたクリームがはさまれています。
「グランマルニエ」はオレンジリキュールの一種で、高級ブランデーのコニャックにビターオレンジの蒸留エキス分を加え、オーク樽で熟成されてつくられるものです。果実味あふれる香り甘味が白カビの風味とあいまって、フルーティでまろやかな味わいをお楽しみいただけます。
グランマルニエで作るカクテルやシャンパーニュに合わせてもよいでしょう。
ちょっと華やかなシーンが多いこの季節ならではの逸品です。
新入荷のご案内です。
余市1990 20年貯蔵シングルモルト
北の自然とニッカ創業以来の伝統製法が生み出す力強く重厚な味わいのシングルモルト「余市」
ニッカウヰスキー発祥の地、北海道・余市の蒸留所で蒸留・熟成されています。
アルコール分は、50%。余市蒸溜所で90年に蒸溜し、満20年貯蔵された4タイプのモルトウイスキーを丁寧にバッティング。
冷却ろ過を行わずにノンチルフィルタード瓶詰。力強く重厚な余市らしい味わいです。
ノンチルフィルタードとは、ウイスキーの瓶詰め後のにごりや澱の発生を防ぐための冷却・ろ過をあえて行わずに瓶詰めする製法。
貯蔵年数の長いウイスキーには多くの香味成分が溶け込んでおり、低温の場所に長時間保管した場合などに、これらの香味成分がウイスキー液中に溶け込めず析出してにごりや澱となることがある。通常はこれを防ぐために瓶詰め前に液温を0℃に下げて一定時間放置し、にごり・澱の成分を強制的にろ過しているが、同製法では冷却せずに常温でろ過を行うため、香味成分が豊富に残りより豊かな香りと複雑な味わいが楽しめる。
時間をかけてゆっくりと育った「余市1990」
“あなたの20年を感じていただきたい”というニッカの想いから生まれ、その年の20年前に蒸留・樽詰めされた稀少な長期熟成モルトです。
新入荷のご案内です。
ローワンズクリーク
バーズタウンにあるケンタッキー・バーボン・ディスティラーズが手がけるスモール・バッチ・シリーズ(スモールバッチとは少量生産の高級銘柄のこと)の中の一つで、熟成のピークに達した限られた数の樽のみを混ぜ合わせボトリングしています。
バースタウンを含むケンタッキー州で一番小さな蒸留所で、ファミリーで家族経営によってバーボンをつくっています。
1998年に地元のルイズビル・マガジンのウイスキーコンベンションで2位を獲得。それも3位を大きく引き離しての独占と地元でも評価の高いバーボンです。
ローワンズクリークとはバーズタウンに流れる小川の名前。
12年の熟成による深みのある琥珀色。洋梨、レモン、ハチミツなどを連想させる香りがします。
口一杯に広がるデリケートな味わいに華やかさとスパイシーさがあります。
今宵、華やかなバーボンなど、いかがでしょうか。
今回は仕事や忘年会で疲れた体を癒す「薬草酒」のご案内です。
イエーガーマイスター
ダークレッドの色合と穏やかな甘さをもつドイツ産のハーブ系リキュール。アルコール度は35度。ドイツのブラウンシュヴァイク市から13km南のヴォルフェンヴュッテルにあるマースト・イェーガーマイスター社が製造。1935年にこのリキュールのレシピを確立して販売しはじめた。設立は1878年。
その名前の由来はドイツ語で「ハンティングマスター」
ドイツ本国では長年レーシングカーのスポンサーをつとめ、オレンジ色のイエーガーマイスターカラーをまとっており日本でも人気が高いそうです。
アニスやミントなど56種類のハーブや果物、植物の根、スパイスをブレンドして作られ、スイートとビター両方を兼ね備えた絶妙な味わい。
消化にいいとされ、ドイツでは医薬品のように使われていて二日酔いに良いという向きも多いようです。
もう師走。これからますます忙しくなる季節。
次の日の為に少しでも元気になれるよう、明日に繋がる一杯を。
新入荷のウイスキーのご案内です。
白州ヘビリーピーテッド2010
ピートの煙を強めにあてて乾燥させた“ヘビリーピーテッド麦芽”を使用。
スモーキータイプの原酒だけを厳選してヴァッティングしたシングルモルトウイスキーです。
木桶でじっくりと発酵させたのち直火蒸溜釜で丁寧に蒸溜したうえで、アメリカンホワイトオークのバーボン樽に満たし熟成させました。
白州モルトならではの、さわやかな若葉やバニラを想わせる香りと繊細かつ甘やかでスモーキーな味わいが印象的です。
口に含むと、スモーキーさとふっくらとした甘さが調和し、心地よい余韻が長く続きます。
前回は、2009年5月に限定4,000本発売され大好評のうち完売。本日、全国で限定2,000本発売につき1本のみの入荷です。
自然と共生している事から「森の蒸溜所」とも呼ばれる白州蒸溜所。大自然からの贈り物といえるでしょう。
新入荷のご案内です。
イオス ジンファンデル ポート
イオスエステートワイナリーは、今注目されているアメリカの新興生産地(パソ・ロブレス地区)に拠点をもっている小規模なブティックワイナリー。
ラベルの上当りにある、大きな「EOS」(イオス)という文字は、ギリシア神話に出てくる夜明けの女神の名前。
近代的なワイン造りではなく、純粋な果実味に重点をおいたシンプルな醸造を実践していることや、全ての収獲を夜明け前後に行なうなどから、この「イオス」という夜明けの女神の名前がつけられました。
そんなファンタジーのあるブティックワイナリーより造られたこのイオスジンファンデルポートは、ブラックベリーのシロップに似た濃厚な色調が特徴。
香りはラズベリーやブルーベリー、プラムジャムとバニラ香が印象的で、口いっぱいに広がるチョコレートやコーヒーの風味が長く続きます。
優雅な雰囲気を醸し出す甘口デザートワイン。「夜明け前」にいかがでしょうか。
ボジョレーとはフランスの南東部にあるボジョレー地区で収穫されたぶどうを使って生産されたワインのこと。ヌーボーとは「新しい」という意味。
その年のぶどうの出来を祝い愉しむ収穫祭がボジョレーヌーボーなのです。
本格的な輸出が始まったのは1968年。当初の解禁日は11月15日であったが、1984年から11月の第3木曜日に改められました。
解禁日が設けられた理由はヌヴォーがよく売れるということで、各メーカーがどこよりもいち早くヌヴォーを出荷しようと競い合っていたものがだんだんエスカレートしていき、ついにはワインとして十分出来上がっていないにもかかわらずワインとして出回るようになってしまったからだそうです。
今年は2酒類のヌーボーをご用意しました。
ピエール・ポネル
1875年、ピエール・ポネル氏によって設立。現在の同社の代表はジャン・ピエール・ニエ氏で、彼がブドウ栽培業者の選別と契約やワインスタイルの方向性を決めています。同氏はエノロジストとしてワイン醸造においても卓越しているだけでなく、ワイン産業に長く携わってきた経験からも栽培業者からの信頼は厚く、永きにわたって積み上げてピエール・ポネル社のワインに対する評価をより確固たるものとしています。
ブシャール・エイネ・エ・フィス
1750年ジョセフ・ブシャールによって設立。ボーヌでもっとも由緒あるネゴシアン・エルヴァール(ワインの貯蔵熟成も手がける販売業者)です。
「最良のワインであるため、畑からびん詰めまでを見守り続ける」というスピリットのもと、常にワインの状態を見つめ続け完璧な温度管理と細心の注意をはらい素晴らしい個性と深い味わいの花を開かせます。
ボジョレー委員会によると、2010年度の葡萄は、2009 年ビッグヴィンテージに近いすばらしい出来ばえとのこと。
ティン佃では、今夜の0時を待って解禁!です。
冬のチーズが入荷しました。
テット ド モアンヌ
スイスとフランスの国境にあるジュラ山地が故郷で、12世紀にジュラの修道院の僧侶達によって造られたのが始まりです。
「テット」は頭、「モアンヌ」は修道士、つまり「修道士の頭」という意味を持ち、円筒形のチーズが僧侶の帽子に似ている事が名前の由来です。
夏に造られ冬に食されるというチーズで、塩水で拭きながらエピセア(もみの木の一種)の棚板の上で熟成されます。濃厚な味わいとふくよかな香りが特徴。
頭の部分を水平に薄く切り取り、専用の削り器「ジロール」に差し込んでハンドルを回すと、ヒラヒラと花びらの様な美しい形に削れます。
薄く削られることにより、口溶けが良く口の中でふわっとチーズの香りが広がりより一層このチーズの美味しさが味わえます。 (普通にカットしても美味しくないんですよ)
チーズにも旬があり、こちらは初冬に発売、春が来るまでの期間限定商品。
冬の訪れを知らせてくれるテット ド モアンヌ。明日からのご案内です。是非、お試しください。
新入荷のご案内です。
100パイパーズ
ブレンデッド・スコッチ・ウイスキーとして1965年に誕生しました。
当時で1000万ドルもかけマーケティング調査をして発売され、90年代にはトップ20に入るまでに売り上げが伸びたウイスキーです。
ハンドレッド(100)パイパーズの名の由来は2つあるそうで、ひとつはスコットランドの詩というか伝説で、「良いスコッチを飲むと1人のバグパイパー、スムースなら2人、芳酵なら5~6人、真のスコッチなら100人のバグパイパーの音色を聞くことが出来るだろう」という話。
もう一つはスコットランドとイングランドの戦争のとき。スコットランドの前衛にバクパイプを拭く100人のパイパーが敵の攻撃にもひるむことなく演奏し続けたという逸話から。勇猛果敢です。
主要モルトは、ストラスアイラ、グレンキース、ザ・グリンリベット、グレン・グラント、ロングモーンなど。
非常に飲みやすくマイルドな味わい。サクッとハイボールでいかがでしょうか。
明日から始まるフェアのご案内です。
ムートンカデ
今から80年前、世界恐慌の1930年のフランスは高級シャトーワインには手が出せず、かと言ってテーブルワインは飲みたくないという中級階層が多くいました。当時はシャトー物かテーブルワインの2種類だったそうです。
そこで、まだ20代だったバロン・フィリップ男爵は不況の中でも多くの人が楽しめるワインを造ろうと決心し、試行錯誤と努力の上、この「ムートン・カデ」(ムートンの末っ子という意味)をリリースしました。ご存知の方も多いかと思いますが、最高峰はシャトー・ムートン・ロートシルトです。
期間中ご注文いただいたお客様に、くじ付きオリジナル携帯クリーナーをプレゼント。
さらにくじで当たりが出たら、ディナークルーズ・ペアチケット券やハーフボトル、オリジナルグッズをプレゼント。
ムートン・カデ生誕80周年を記念した特別企画です。
運だめしがてら!? 是非お楽しみください。
ちょっと肌寒くなったこの季節におすすめです。
ノチェロ
ノチェロとはイタリア語のくるみ(ノチェ)からの造語。イタリア北部ヴィニョーラ町のトスキ社製が造る、ウォールナッツ(くるみ)を香味の主体としたお酒です。
イタリアは古くから良質のノチェ(くるみ)を産することで有名。古くからこの地域の人々の生活を支える大切な植物でした。
中世においては、女の子が誕生するとくるみの木を植えることが慣わしで、やがて大事に育てた娘が結婚するとき、くるみの木はベッドに生まれ変わって娘とともに人生を歩むことになるのです。まさに幸福と繁栄の象徴だったのでしょう。
ティン佃では、ブランデーと合わせたカクテルをご案内しています。甘すぎずちょっとナッティーな風味はディジェスティフに最適。
もちろん、ストレートでも十分に美味しいリキュールですのでミストでも。ミルクで割って、クリーム系のカクテルに仕上げていくもの良いでしょう。
見事なまでの優美な味わいのノチェロ。
今夜の食後酒(ディジェスティフ)にいかがですか。
おすすめウイスキーのご案内です。
響 17年
サントリー創業90周年を記念して1989年に発売。
酒齢17年以上の長期熟成モルト原酒30数種を厳選・吟味し、酒齢17年以上の円熟グレーン原酒とブレンド。後熟にもたっぷりと時間をかけました。
30数種の原酒たちが一糸乱れぬ絶妙の調和のもとに深く豪華なハーモニーを奏でているのは、サントリー伝統のブレンド技術の賜物です。
海の向こうのウイスキーも美味しいですが、日本が世界に誇るウイスキーも素晴らしいものです。
綺麗なハーモニーを奏でる「響 17年」を今宵にぜひ。
秋も深まり過ごしやすい季節になりました。
ティン佃も季節のおすすめを衣替えして秋冬にふさわしいドリンクをご用意しました。
中でも一押しは
「シャンボール フレンチマティーニ」と「シャンボール ロイヤルティ」
シャンボールというフランス生まれのお酒がベースのカクテルです。
17世紀後半、ルイ14世が嗜んだといわれる格式高いリキュール、シャンボール。
ブラックラズベリーをもとに、マダガスカル産バニラ、蜂蜜、ハーブ&スパイス、そしてコニャックの深みをアクセントに加えた天然成分100%の贅沢な味わいです。
このシャンボールを使ったカクテルを2杯ご注文されますと…ミニチュアボトルをプレゼント!(先着24名様)
秋の夜長を楽しく彩るカクテルをぜひ。
おすすめイタリアワインのご案内です。
バルベーラ・ダスティ
フラッテリ・ポンテ社は伝統的なスタイルの造り手。自然を重視した葡萄の特性、個性をを生かし、家族でワイン造りに励んでいます。
ちょっと可愛くでユニークなラベルは、三代目のレナートが醸造学校時代に交流のあったグラッパ造りの巨匠、 故ロマノ・レヴィ氏が描いたもの.
ガーネットがかったルビー色、スミレの花のようなニュアンスを感じます。
果実味と一体になった優しい旨みは、家族経営の小さなワイナリーにしか出せないものでしょう。
新入荷のカルヴァドスご案内です。
デュポン オルダージュ
カルヴァドスとは、フランスのノルマンディー地方で造られる、林檎を原料とする蒸留酒。
この地域以外で作られる同様の蒸留酒がカルヴァドスを名乗ることはできず、アップル・ブランデーと呼ばれ、区別されています。
デュポン社は、ペイドージュ地区の自家農地での収穫からボトリングまで全てを管理するまさに家族経営のブランド。
オーク樽で約10~12年間熟成後にボトリング。熟したリンゴの果実感のある香りが魅力です。
世界中の高級レストランやバー、ホテルが取り扱っており、フランス国内ではタイユヴァンやトゥールダルジャンを始めとしてミシュラン3つ星レストランの半数以上がオンリスト!!
魅惑的な林檎の香りに酔いしれる、甘美な味わいです。
おすすめのお酒のご紹介です。
ズブロッカ
ポーランドの東部ビアロウイツァの森に群生するズブロッカ草の香りを添えたウォッカで、ボトルの中に1本の草が入っているのが特徴。
ズブロッカという草は、かやの1種で、ズブラという野牛が好んで食べているそうです。ラベルに描かれているのが、そのズブラ。
また、猛牛が好んで食べる草のエキスが配合されている酒なので、ズブロッカは強精にも効果があるという説が古くからヨーロッパ諸国で信じられています。
甘やかな香りはどこか日本の草餅の香りに似ておりストレートやロックが飲み方としてはメジャーですが、今回のおすすめするのはズブロッカを使うカクテルの定番「シャルロッカ」というアップルジュース割です。
桜の魅惑的な香りに林檎の味わいがとても爽やかです。ぜひお試しください。
おすすめイタリアワインのご案内です。
ニッビアーノ
このワイン、ちょっと変わっていまして…
赤ワインを造る「カナイオーロ・ネロ」という黒ブドウ50%と、グレケット、トレッビアーノ、マルヴァジーアという白ブドウをブレンドして造られた非常に珍しい品種構成の白ワインです。
このワインを造っているヴァルディピアッタ社は、1973年に誕生。トスカーナのモンテプルチアーノ地区にあるワイナリーです。
「ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ」という赤ワインの造り手として、とてもとても有名。私もこの赤ワインのファンの一人です。
先日の試飲会でこのワイナリーが白ワイン出したよ。と営業さんに言われ試飲しました。バランス良くふくよか、コクのある味わいが気に入り即仕入れ。
今まで作り上げた赤ワインの伝統を守りつつ、新しい分野に挑戦しこのワイナリーらしく仕上げている。
主軸がぶれず、邁進する姿はとても素晴らしいと思いました。
この時期、おすすめのお酒です。
アメール・ピコン
オレンジの香りとハーブのほろ苦く爽やかな飲み口が特徴のビター系リキュールです。
季節の変わり目で、少々疲れた体を癒してくれる一杯かと思います。
リンドウの一種であるゲンチアナを主に、キナ樹皮・オレンジの果皮などを配合。
アメールとはフランス語で「苦い」ピコンは開発者「ガエタン・ピコン」の名からつけられました。
フランス陸軍の軍人として、アルジェリアに派遣されたガエタン・ピコンが、現地の薬草に興味をもち、退役後の1837年に製造したのが始まり。
おすすめの飲み方はライムを搾ってソーダ割。
その昔、新人バーテンダーの私は銀座のとあるバーでこのお酒をいただきました。
僕も好きでよく飲んでるんだよ。と、店のバーテンダーは言いました。
私はその時、知識や技術も大切だけど、「このお酒が好きだ」という気持ちが絶妙の味のバランスを作るんじゃないかと感じました。
今でも、このカクテルのオーダーがはいると、その時の事を思い出します。
これからも皆様へ「好き」という気持ちを込めて、喜んで頂けるお酒をお届けしたいです。
おすすめ赤ワインのご案内です。
バルベーラ・ダスティ
ピコとヴィタリアーノ、二人のマッカリオ兄弟が営む、ピエモンテ最大70haの畑を所有するワイナリーです。そのうちの8割をバルベーラを栽培。
さまざまなクローンの研究や新技術の導入など、ブドウ栽培に適した土壌からさらに高い品質のワインを目指して進化しています。
濃密で、まろやか。上品な果実味と程よい酸味、そしてスパイシーなニュアンスが複雑に絡みった熟成感も楽しめるエレガントな味わい。
涼しくなってきたこの季節にもぴったりのワインです。
私がこよなく愛するイタリアワインの中で、最も好きなブドウ品種「バルベーラ」
このピコ・マッカリオ社が造りだすバルベーラは、記憶に残るワインとなりました。
今日から始まるフェアのご案内です。
ラベントス ブリュット
スペインカタルーニ産。カヴァとはスペイン産のスパークリングワインの事です。
緑色がかった淡い麦藁色で、生き生きとした豊かな泡立ちがあり、フルーティーでレモンやリンゴ、花の香りがあります。
繊細で心地よく、バランスのとれたカヴァです。前回皆様から「美味しい!」とのお声をいただき再登場。
こちらをグラスにてご提供いたします。
秋の夜長、弾ける泡をお楽しみください。
新入荷のご案内です。
真に卓越したウイスキーだけをセレクトした、こだわりのプライベート・レーベル「ベリーブラザース&ラッド」
このボトラーズのシリーズの中の一つ。上品で穏やかな華やかさ。その中で若さを感じるスパイシーさが柑橘系の甘みとバランスよく仕上がってます。
アラン 1996年
スコットランドでは、毎年新しい蒸留所がオープンしているわけではありません。
それどころか、最近では歴史ある蒸留所が閉鎖されているのが現状です。そのような状況の中、1995年にアイル・オブ・アラン蒸留所が設立され、操業を開始したことは大きな話題となりました。
アラン蒸留所創業者 「ハロルド・カリー」 彼は、自分の蒸留所を持ちたいと何度も夢見てきました。
しかし、スコットランドの本土には、既に蒸留に適した場所は、残っておりませんでした。そこで、彼が注目したのが、アラン島だったのです。
アラン島は、最盛期には、大小50の蒸留所が操業しており、1836年に最後の蒸留所が閉鎖されるまで、アラン島は素晴らしいウイスキーの産地として有名でした。 19世紀には、何人かのウイスキー評論家がアラン・ウイスキーのことをスコットランドでもっとも素晴らしいウイスキーであると評していました。
ハロルド・カリーがそういった往年の名声を取り戻すことができるかどうかは、時がたってみなければわかりません。
しかし、これまでのところ非常に期待を抱かせる良い評価を世界的に有名な評論家から得ております。
もしかしたら…未来に名を馳せるかもしれない期待のモルトです。ぜひお楽しみください。
新入荷のご案内です。
イーグルレア シングルバレル
イーグル・レアは、1999年に「エンシェントエイジ蒸留所」から名を変更した「バッファロートレース蒸留所」で製造されています。
蒸留所が建っているケンタッキー州リーズタウンはかつて、野生のバッファローの“通り道(トレース)”だったことに由来しています。
本場ケンタッキーの風土でじっくりと熟成されたプレミアム・シングルバレル・バーボンウイスキー。
厳選された10年貯蔵の樽を樽同士のブレンドをせず、熟成のピークにある一樽のみを少量瓶詰めしています。
明るい蜂蜜、あるいは黄金の色調をもつ、純粋で完璧なブロンド色。
蜂蜜を少し焦がしたパンの香り、タバコ葉の香り等が一気に加速し、熟れたバナナのような香りへと進化します。
表面的ではなく、複雑な力強い香りが内在するバーボンです。
イーグルレアとは、アメリカの国鳥で強さの象徴でもある「イーグル」と稀な、特別な、を意味する「レア」が名前の由来です。
数あるバーボンの中でも「レア」な逸品。ぜひ、お試しください。
先日、ワイン試飲会で見つけてきたおすすめをご紹介します。
オリヴィエート&グラディウス
どちらもイタリアの白ワインです。
オリヴィエートはウンブリア州産。昔、サッカーの中田選手がいたペルージャが州都。
トレッビアーノという、とてもポピュラーなブドウ品種から作られています。上品な花の香りを持つまろやかな味わい。
グラディウスはリグーリア産。ジェノベーゼで有名なジェノバが州都。
ヴェルメンティーノという北イタリア特有のブドウ品種で、完熟した柑橘類の甘く爽やかな香りとミネラルが豊富な味わい。
ただ今、グラスとカラフェでご案内中です。
合わせて、おすすめなのが「パルマ産生ハムといちぢく」冷製の前菜になります。
私の個人的主観ですが…生ハムに合わせる果物は「いちぢく」が一番美味しいと思っています。
ですので、いちぢくが出荷されているこの季節のみのメニュー。ぜひ、ご一緒に。
年末年始の商戦向け等、これからの時期はワインや洋酒の試飲会が数多く開催。
色々な美味しいワインを探してまいります。(昼から飲んでしまいますが…仕事です・笑)
お楽しみに。
おすすめのウイスキーのご紹介です。
グレンフィディック12年
川の名でもあるフィディックはゲール語で鹿。グレンは谷。グレンフィディックのラベルに鹿が描かれているゆえんです。
1886年ウィリアム・グラントが20年間勤めたモートラック蒸溜所をやめて妻と9人の子ども達と、たったひとりの石工とともに念願の蒸溜所の建設に着手しました。1887年のクリスマスの日に最初の一滴(ファーストドロップ)が誕生。それがグレンフィディック蒸溜所のはじまりです。
当初はほとんどのモルトウイスキーをブレンド用に出荷していましたが、まだモルトウイスキーが一般の消費者に受け入れられる時代ではなかった1963年、同業者に無謀な行為と言われながら、初めてシングルモルトとして世界市場に売り出しました。
たちまち世界の人々の舌を捉え、その人気は衰えることなく、現在約180ヵ国へ輸出されており、シングルモルト市場で世界1位の販売数量を誇ります。
レモンや洋梨を思わせるフルーティーな香りとスムーズな味わい。
まだまだ暑い日が続く毎日、フィディック・ハイボールで爽やかな一夜はいかがでしょうか。
今日から始まるフェアのご案内です。
ボンテッラ ヴィンヤード
ボンテッラとは、フランス語の「良い」とラテン語の「大地」の造語で「良き土地、良き大地」英語で「グッド・アース」を意味します。
3年間無農薬、無化化学肥料、無除草剤を経て、カルフォルニア州最大の有機農法認定機構であるCCOFの認定を受けたボンテッラ・ヴィンヤードと一部契約栽培農家の葡萄から作られています。
今回はこちらの、シャルドネとカベルネ・ソーヴィニョンを各グラスでご提供。
シャルドネは、味わいもリッチで余韻も長く見事なバランス。カベルネは、スパイスの香りが心地良い。タンニンもほどよく溶け込みエレガント。
さらにフランスのアルク・インターナショナル社の専用グラスをご用意。
ワインが微笑む「魔法のカーブ」を持つ素晴らしい曲線のオープンナップシリーズのグラスにお注ぎします。
ワインの微笑を感じたら…深いワインの世界に誘われることでしょう。
おすすめウイスキーのご紹介です。
余市15年
1934年、北海道余市でウイスキー造りが始まって以来、約70年。余市のモルトは、世界6大モルトのひとつに数えられるまでになりました。
ニセコの谷間に源を発し、幾重ものピートの層を通ってきた清冽な水と、適度な湿度を持つ余市は、ウイスキー造りにとってまさに理想の地。
厳しい北の自然に育まれ、15年以上の熟成を重ねたシングルモルト余市15年は、樽の芳ばしさと華やかな香りの調和、じっくりと熟成した果実のような甘酸っぱい芳香が特徴。ほのかにピートを感じさせる、シルキーでスムースな口当たりです。
いつもは12年のご用意なのですが、ご縁があっての入荷となりました。この1本に限りお試し価格として、12年の料金にプラス100円でご奉仕。
余市ファンの方、ぜひお楽しみください。
今日から始まるキャンペーンです。
こちらをご注文のお客様に1杯につき1枚、スクラッチカードで色々な景品が当たります。
ブラントン
1984年、ケンタッキーの州都フランクフォート市の市制200年を記念し、バーボンづくりの名人アルバート・ブラントン大佐の名をとって誕生。
ケンタッキーにたどり着き、激動の時代を乗り越え、ウェスタンカルチャーを生み出した開拓者たちに心から敬意をこめて、ケンタッキーダービーのダービー馬と騎手をキャップに冠した八面体のボトルに入れられている。
通常、バーボンは味の均一化のためいろいろな樽原酒をブレンドしますが、ブラントンは厳しいチェックにパスした原酒をただひとつの樽からのみボトリングします。
唯一無二のバーボンと言われるブラントン。
時間と手間を惜しまず造りあげ、どこまでも芳醇で濃密な至高の味わいをお楽しみください。
新入荷のご案内です。
フォンセカ BIN27
1822年、ギマラエンスがフォンセカの株を買い取って設立。1847年に初めてヴィンテージ・ポートを英国に輸出し始めました。
もともと家族と来賓用に造られていましたが、市場にも出荷できるようになったファミリーリザーヴポートです。
BIN27は1972年に発売されて以来人気の高い熟成感のあるルビー。普通のルビー・ポートとは一線を画す味わいです。
BINとは「棚」という意味で、このワインはフォンセカ・ギマラエンス家の「27番目の棚」にいつも保存されています。
深いルビー色。プルーンやカシスのジャム、ビターチョコレート、スパイスなどを思わせる香りがあります。
リッチでがっしりとしたボディとコクのある滑らかさ、非常に長い余韻が続きます。
ベストマリアージュは青かびのチーズ。
上品な甘さと豊かな香りを持つポートワインの中でも、私がおすすめしたい一杯です。
おすすめのチーズのご案内です。
リヴァロ
フランス・ノルマンディ産のチーズです。ウォッシュタイプといって、表面をお酒や塩水で洗う(=ウォッシュ)クセの強い味わいが特徴。
外皮は湿って香りが強く、むっちりした生地は脂肪分が控えめ、ボディのしっかりとした赤ワインや、同郷のカルヴァドスと合わせてぜひお召し上がり下さい。
側面に型崩れを防ぐ目的で葦の一種であるレーシュの干し草が巻き付けてられていて、このラインが陸軍大佐の5本の階級章に似ていることから、コロネル(陸軍大佐)の愛称があります。
今回は熟成の若いものを仕入れ、最初はフレッシュな味わいを。
1週間~10日後くらいに熟成し強烈な匂いを放ち始めた頃、ミルクのコクがたっぷりな独特の味わいになります。
チーズは生きて呼吸をしています。熟成経過を楽しみながら味わっていただきたい一品です。
おすすめのカクテルのご案内です。
アメリカーノ
このカクテルは第二次大戦後に大流行しだしたカクテルなのですが、実際は大正時代から日本のカクテルブックにも出ているかなり歴史の古いカクテルです。
1917年にイタリアの将校・士官クラブで、アメリカ人ジャーナリストによって命名されたといわれています。
若いイタリア兵が作っていたこのカクテルを気に入ったジャーナリストは、カンパリを象徴とする苦味を意味したフランス語の「アメール」と、アメリカ人を指すイタリア語の「アメリカーノ」を掛けてそう呼んだのだそうです。
カンパリとスイートベルモットをソーダで割った食前酒。
カンパリの製法は明らかではないが、ビター・オレンジ、キャラウェイ、コリアンダー、リンドウの根など60種類にのぼる材料が使われるビター系リキュール。
ベルモットとは、白ワインを主体としニガヨモギなどの香草やスパイスを配合して作られるフレーバードワイン。
カンパリの苦さとベルモットの甘さ、星条旗にちなみ「星」形のレモン・ピールを絞りかけとても爽やかな味わいです。
クラシカルカクテルのひとつ、アメリカーノ。
疲れた身体と心に、この「ほろ甘苦味」が沁み入ります。
久々にバーボンの新入荷です。
フォアローゼス シングルバレル
四輪のバラという優美な名前を持つバーボンです。
名前の由来は…
創業者であるポール・ジョーンズがある日、舞踏会で絶世の美女に一目惚れしました。
すぐさまプロポーズしたポールに対し、美女は「お受けするなら次の舞踏会にバラのコサージュをつけて参ります」と。次の舞踏会に現れた彼女の胸には四輪の赤いバラが飾られていて、この出会いを記念しポールが自社のバーボンに「フォアローゼズ」と名付けたといわれています。
シングルバレルとは、1つの樽から造られるという事。
厳選された原酒をマスターディスティラー、ジム・ラリッジ氏がひと樽ひと樽テイスティングし、氏が品質と味わいに納得できる樽だけを商品化しています。
シングルバレルのため、ひと樽からボトリングできるのは、わずか235本。
製造は、瓶詰めも含めてすべてスタッフたちの手作業で行なわれ、熟成庫の番号や樽の位置を手書きで記したラベルが、一枚一枚貼られています。
蜂蜜やメープルシロップを想わせる香りにあふれ、シナモンやナツメグを想わせるスパイシーな味わい。
ひと口含むとほのかに香りが鼻孔に抜け、とろけるような口当たりです。
もちろんストレートでお楽しみいただけるお酒ですが、私のおすすめの飲み方はミストです。
グラスにクラッシュドアイスを詰め、上から静かにフォアローゼズを注ぎます。
時間が経過するに従って水とバーボンの割合が変化し、1杯でさまざまな味が楽しめるのが魅力です。
今宵、四輪のバラに誘われ「粋に楽しむ一杯」はいかがでしょうか。
真夏の夜におすすめのカクテルです。
ストロー・ハット
トマトジュースで作る有名なカクテル「ブラッディー・マリー」のベースのウオッカをテキーラに変えたもので、テキーラの独特の焦げたような香りと強い甘みがトマトジュースに取り込まれ飲みやすい味わいです。
テキーラは本来ライムとの相性が抜群ですが、このカクテルの場合に限ってはトマトジュースとの相性を考えてレモンがが使われます。
クラッシュアイスでキンキン冷やして、さらにセロリをマドラー替わりに添えタバスコやセロリソルトなどでご自身好みの味付けでお楽しみください。
ストローハットとは麦わら製の帽子の総称、カンカン帽というのが俗称です。(近頃女性ファッションでカンカン帽が流行ってるそうで…)
猛暑が続く毎日、カクテル版カンカン帽で暑さをしのいでみる!?というのはいかがでしょう(笑)
熱帯夜を楽しくしてくれるに違いないカクテルです。
新入荷のお酒のご案内です。
ラフロイグ 1998
真に卓越したウイスキーだけをセレクトした、こだわりのプライベート・レーベル「ベリーブラザース&ラッド」このボトラーズのシリーズの中で見つけました。
薄いわら色。香りは海岸、乾燥した海藻、ヨード、タール、ピートオイルでキルンを想像させます。
活き活きとしたピートのアロマの余韻の中に、刺すようなフェノールとヨード。見事にバランスが取れた深みのあるアイラモルトになっています。
絶妙な香り、ラフロイグ好きな方にぜひ。
前回おすすめのチーズに合うワインのご紹介です。
サンセール
フランス・ロワール地方で造られる白ワインです。のどかな田園が広がる小高い丘の上にサンセールの村があります。
サンセールはAOC(原産地統制呼称)で規制されたワインで、このエリア以外で作られたワインを「サンセール」と呼ぶことはできないのです。
花の香りが豊かでトロピカルフルーツやシトラスの香りと、かすかな植物の香り。
アタックは新鮮で、典型的なソーヴィニヨンの特徴である豊かさや濃厚さがあります。
私、荒木はイタリアワイン好きなんですが…フランスワインの中ではサンセールが大好きなんです。
もう昔の話ですが、このサンセールと山羊のチーズのマリアージュに感動。山羊のチーズが好きなのも、サンセールとの組み合わせのおかげだと思います。
私もお客さんになって楽しみたいです(笑)
チーズのご案内です。
セル・シュル・シェール
フランス産山羊のチーズ、シェーブルです。
ブルーグレーの表皮はポプラの木から作られた木炭粉に覆われ、チーズに雑菌が繁殖するのを防いだり、適度な水分を保つ役割を果たします。
軽い酸味、かすかな甘み、それを支える塩味、熟成のコク。
それらが、からまり合いながら溶ける。あとに香りが残る。土地の人たちは皮ごとたべてしまう。皮に味があるという。
「山羊のチーズは匂いで始まり匂いで終わる」と言います。口中の余韻。香りのあるワインは、その余韻をさらに美しく仕上げる。
美しい匂いの余韻にひたっていただきたい。ぜひとも。
※次回はこのチーズに合うワインをご紹介致します。
最近始めました。
今日の一品(ひとしな)
フードメニューに新しく加えました。その日の仕入れで変わる、季節感のある料理をご提供していきます。
こちらの料理は「淡路産玉葱とニシンの燻製、ライ麦パンのカナッペ」です。
疲れた身体に元気をくれるニシンと甘い玉葱が絶妙のバランスの一品。
ライ麦パンは最近オープンした田園調布のエストパニス。りんご酵母を使った田舎パンです。
こちらにあわせるお酒のおすすめは…「ウォッカリッキー」
ロシア産ストリチナヤにライムをギュッと搾り、タンサンで割る爽やかなカクテルです。
このメニューのヒントはお客様との会話から。日々の営業が色々な事につながるのだな。と、改めて思いました。
身体に優しい「ひとしな」をご用意してお待ちしております。
この時期おすすめ!です。
赤いヒューガルデン
こちらはビールのトマトジュース割。いわゆる「レッドアイ」です。ビールベースのカクテルの中では有名な1杯です。。
ティン佃ではさらに「クラマト」を使い、ワンランク上の美味しさで皆様にご提供致します。
クラマトとは?
クラム(はまぐり)とトマトを合わせた言葉で、トマトをベースに蛤や野菜のエキスがたっぷり入ったトマトジュースのことです。
梅雨がまだ明けずジメッとした蒸し暑さの中、だいぶまいってる身体に優しく沁みわたるスペシャルなレッドアイはいかがでしょうか。
先日の25日に5周年を迎えました。
たくさんのお客様にお越しいただき、たくさんのお祝いをいただきました。本当にありがとうございました。
皆様にお会いできた事、本当に嬉しく思えた一日でした。
私の中で「5年」という月日は決して短くはなく、日々の時が今を作っているのだと感じました。
素敵なお客様、頑張ってくれてるスタッフ、色々な方に感謝しております。
周年というのは、今までやってきた達成感より「新たな始まり」だと思っています。
これからもティン佃らしさを忘れず、頑張っていきます。
今後ともどうぞ宜しくお願いします。
アトリエ バー ティン 佃
荒木章子
明日、6月25日をもちまして開店5周年を迎えることとなりました。
これも偏に皆様方のご愛顧の賜物と深く感謝しております。
通常営業ですが…6月25、26日の二日間は「お店からの一杯」をご用意してます。
毎年、感謝の気持ちを込めてウエルカムシャンパンをお出ししていました。
シャンパン=お祝い
ではあるのですが…もっとお客様が喜んで頂ける為には何を振舞うべきか…。行きついた考えは「選ぶ楽しみ」です。
3種類のウエルカムドリンクをご用意しました。
まずは「グラスシャンパン」まぁ、華やかですしね。
当店スタッフ、中村がお作りする「オリジナルカクテル」
それと私、荒木が愛してやまないイタリアワインの中から大好きな「赤ワイン」
この中から一つ、選んでいただいたものが「お店からの一杯」です。
明日、明後日と皆様のお越しをお待ちしております。
今日から始まるフェアのご案内です。
ラベントス ブリュット
スペインカタルーニャ産。カヴァとはスペイン産のスパークリングワインの事です。
緑色がかった淡い麦藁色で、生き生きとした豊かな泡立ちがあり、フルーティーでレモンやリンゴ、花の香りがあります。
繊細で心地よく、バランスのとれたカヴァです。
そのカヴァとご一緒におすすめしたいのが「うずらのエスカベッシュ」
スペイン家庭料理の定番。こちらをたっぷりのサラダとともにご用意します。
しとしと雨が降る入梅の季節、爽やかなスパークリングで弾ける夜にしませんか?
新アイテムのご紹介です。
ディンプル 12Y
モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして作ったいわゆるブレンデッドスコッチウイスキー。
1890年に最も古い醸造家として知られるジョン・ヘイグにより世に先駆けて発売された歴史ある商品です。
中核を担うのは、ローランドのクラッシックモルトの一つ「グレンキンチー」
グレンキンチーの柔らかく甘い芳香と、数種類の熟成したハイランドモルトが持つスモーキーなピート香が絶妙にブレンドされ、個性的な味わいです。
名前のディンプル(くぼみの意)は、ボトルの3面に「くぼみ」を持つ独特の形状。
ボトルに巻かれたワイヤーは、発売当時に輸出品が荒海を航海する際、コルク栓が飛び出してしまわないように巻かれたのが始まりですが、その機能性が不要となった現在でも、ひとつの象徴として巻かれています。
クラシカルな丸みを持つディンプル。「円熟」という味わいをお楽しみください。
この季節にぜひおすすめの白ワインのご紹介です。
メリーニ ヴェルメンティーノ
メリーニ社は1705年創業。トスカーナに広大な自社畑を所有。
ラボレル・メリーニはガラス職人のパオロ・カッライと協力して、コルクの圧力に負けないようネック部を補強し、輸送に耐えられるようワラで巻いた特殊なガラス瓶を作り出しました。
「フィアスコ・ボトル」(こもかぶり瓶)として世界中で知られる、キアンティ特有のボトルはこのメリーニ社で生まれたのです。
キアンティの伝説的な生産者であるメリーニ社のNEWアイテム。
ヴェルメンティーノ種95%以上で造られるこの「白ワイン」は、輝きのある淡い黄色の色合い、
フレッシュで柔らかくフルーティーなブーケとともに熟したフルーツの凝縮感も感じられます。
毎年、梅雨前のこの時期に(私自身が)飲みたくなるワインの一つなのです。
個人的主観ですが…。よろしければ…お試しください。
新商品のご案内です。
カルバドス モラン オルタージュ15年
モラン社はフランス・ノルマンディで1889年に創業した歴史のある業者で、しっかりとした味わいでクラシカルな味わいのカルバドスを造ると評価が高いです。風味のバランスが大変素晴らしく、シリーズの中でも定評あるライン。
原料のりんごは所有する畑でも上質のりんごを産する区画より選別。後味はフルーティーでりんごのリッチなアロマと熟成からくる味わいの厚みがあります。
ティン佃ではカルバドス(りんごのブランデー)のご注文をいただく事が多く、シングルモルトに続き、結構回転の早いジャンルのお酒であります。
食事を済まされてのご来店で、食後に何か…。というお客様に人気があるように思います。
ケーキなどの「食」の甘い物は苦手な方でも、カルバドスは好まれるようです。
甘い香りに「デザート感」がありますが、味は辛口。そんな所が良いのでしょうか。
香りも味わいの一つのカルバドス。2軒目の1杯にぜひ。
今回はチーズのお話です。
チーズプラトー
「プラトー」とは、フランス語で「盆・トレ・皿」を意味し、チーズを盛り合わせた飾り皿のことを指します。
大坂のフレンチレストランに勤めていた頃、私はコミ・ソムリエ兼バルマンでした。
バーテンダーあがりなのでカクテルは作れましたが、ワインに関しては下っ端の見習いです。最初の仕事はひたすらグラス洗い。お客様の前には出してはもらえません。
少しずつ自分の与えられたポジションの仕事をこなし徐々にお客様の前で仕事をさせてもらい…入店してだいぶ月日がたった頃、チーズワゴンの担当になりました。
そこで学んだ、たくさんのチーズを皆様にご紹介したく何種類かいつもご用意しています。
少しずつ色々と試していただきたいので、オーダーは好きなものを1カットから承ってます。
チーズには旬があり、地方によっても種類は様々。牛や山羊、羊の原材料。白カビ・青カビ・ウォッシュ等タイプで分ける種類。
そしてお酒との相性もあります。いわゆる「マリアージュ」
ですが…
それはまた別の話。
新入荷のご案内です。
スプリングバンク 1997
スプリングバンク蒸留所は、スコットランド西岸のキンタイア半島先端のキャンベルダウンという小さな町にあります。
創業は1828年で、スコットランドでは数少ない独立資本の蒸留所。
創業以来、スプリングバンクが一貫して守り続けてきたこだわりの製法があります。
それは、すべての麦芽は自家製麦(フロアモルティング)を行い、初留釜は石炭での直焚き、今では珍しい自社でのボトリングという最終工程までの全てを蒸留所内でまかなっています。
また、仕込み水は蒸留所柄わずか5キロ離れたキャンベルタウンの南に位置するクロスヒル湖の水を使用。高度1155フィートの山の北斜面から輪出ている源泉からの水です。オロロソシェリー樽熟成ならではの甘さと深み。加水なしの54.9度。
キャンベルタウンモルトの伝統を現代に受け継ぐ貴重な逸品です。
当店のハウスシャンパンはランソン・ブラックです。
ランソン社は1760年に設立された「ドゥラモット・シャンパン・ハウス」が前身となり1837年に社名を「ランソン」に変更しました。
100年以上前のヴィクトリア女王時代に英国王室御用達となったのをはじめとし、スウェーデン、スペイン王室の御用達としても親しまれてきた由緒正しきシャンパン・メゾンです。
今回ご紹介するのは…ランソン・ドミセック
ドミセックとは半分辛口という意味で、ほんのり甘いシャンパンの事です。本日より数量限定でグラスにてご提供致します。
そしてこのドミセックに合わせて「フォグラのソテー」をご用意。
このドミセックとの合わせると、ほんのりとした甘さがフォアグラのよいソースになり口の中で一体となり、その後シャンパンの高貴な泡がフォアグラの脂分を洗い流してくれます。
気品あふれるエレガントなランソンとフォアグラの珠玉の味わいをぜひ。
おすすめチーズのご案内です。
バラカ (原産国 フランス 原料乳 牛乳 )
バラカという名前は「幸運」という意味を持つ、アラビア語から来ています。馬のひづめを模した形の白カビタイプのチーズです。
最近、チーズ売場でも見かけることが多くなってきました。お酒との相性もよく、そんなに酒類を選びません(結構なんでも合います)
生クリームを加えたミルクから作られ、脂肪分が約70%の「トリプルクリーム」に分類されるチーズです。
ふわふわとした白カビに包まれた中身は、クリーム色でやわらかく、カマンベールよりクリーミーでコクがあります。
非常に濃厚でまろやかな口当たり、程よい塩気。白カビチーズらしいミルキーな風味が特徴です。濃厚でリッチな味わい。
フランスでは馬蹄は「幸運を招く」「縁起が良い」といわれ、お祝いの会で出されたり、贈り物としても人気があります。
もしくは…
ご自身で召し上がって運気アップし幸運を招いてみてはいかがでしょう。
新商品のご案内です。
アードモア
ハイランドで唯一の100%ピートモルトを使用したシングルモルトウイスキー。
東ハイランドでは最大の蒸留所といわれており、ポットスチルはずんぐりとしたストレートヘッド型現在は8基もあります。
ティーチャーズなどのブレンデッドスコッチウイスキーの原酒となるため、オフィシャルでは殆ど発売されたことのなかったモルトです。
ハイランドで唯一の100%ピートモルトを使用、19世紀からの伝統的なスタイルであるダブルカスク熟成。
通常のオーク樽で熟成した後、小さい樽であるクォーターカスクに詰め替え2度目の熟成を行い、ユニークなまろやかさをウイスキーに加えています。
また、 自然な味を追求するためにノンチルフィルターでの製造しております。
ちょっと珍しい「アードモア」今宵の一杯にいかがですか?
今回の宮城峡蒸留所見学では、メーカーさんのご協力のもと、一般の見学ルート+特別試飲会をさせていただきました。
特別試飲では、ニューポットと呼ばれる蒸留したての樽詰め前の透明なものと5年、12年のシングルカスク。
そしてカフェグレーンと呼ばれれるグレーンウイスキーを試飲しました。
それぞれ試飲後、おのおのの好みで混ぜ合わせブレンデットウイスキーをグラスの中で作りました。
気分はブレンダー。
ほんの数滴でこんなにも味が変わるのか!と皆で驚嘆し改めてブレンダーという仕事は職人技なのだと思いました。
その後貯蔵庫へ
ひんやりした空気。ちょっとうす暗く、自然の力を借りて熟成するウイスキー達。
最後は一般の見学ルートの試飲コーナーでまた飲み…。(笑)
宮城峡は山の奥。まだ桜が満開でとても風光明媚、少しばかり桃源郷のような所でした。
宮城県・仙台市は、私の出身地であります。
19歳まで実家に暮らしており(今でも実家は仙台です)ましたが、実は宮城峡蒸留所見学は初めて。
新緑がとても綺麗なこの季節、我が故郷仙台が一番素敵だと思うこの時期を選び、行ってきました。
宮城峡蒸留所 仙台工場
1969年ニッカウヰスキー創業者「竹鶴政孝」により、北海道余市に続く第二の蒸留所として建設されました。
カフェスチル(連続式蒸留機)がある。という事でも有名です。
「キルン塔」という、ピートを燃やし麦芽を乾燥させる所でピートに触れ重さや香りを体感。
その後「仕込み棟」に行き、糖化釜でつくられた麦汁に酵母を加え発酵させて、アルコールに変える工程見学。
蒸留棟ではずらっと並ぶポットスチルに壮観。ポットスチルにしめ縄が…。
これは竹鶴氏が造り酒屋の息子で「お酒は作る人の心が移る」という竹鶴酒造の教えからポットスチルにもしめ縄をしているそうです。
そしてここからは一般の方の見学ルートを離れ、ちょっと特別な場所へ。
続きはまた、次回のブログで。
個人的主観でありますが…おすすめワインのご案内です。
白ワイン
私がこの時期になるととっても飲みたくなるのは、サンセールやミュスカデ(仏)、ヴェルデッキオやガヴィ(伊)又はソーヴィニョン・ブラン種やピノグリ種のワインです。
ソーヴィニョン・ブラン種から作られるサンセールは、青草のような香りがとても心地良く野菜料理と相性がいいです。ガヴィはチーズとご一緒に。
ミュスカデやヴェルデッキオは後味が塩苦いという表現をテイスティングで使うのですが、これから旬の貝類との組み合わせが好きです。
どれも「香りが良く・ほどよくしっかり」という感じの味わい。もちろん単体でも楽しめます。
ご紹介しているワイン達は通年流通しているものでそんなに特別ではないのですが、この季節の陽気と旬の食材も手伝ってか…私には美味しく感じるのです。
そして春が過ぎ梅雨が明け夏になると、もう少しさっぱりしたものがオススメになります。
夏が来る前の短い期間ではありますが、私のおすすめのワイン達を仕入れました。ぜひお試しください。
シングルモルトウイスキーの中で数少ない独立経営の蒸留所。
シェリー樽仕立てのウイスキーと言えば、マッカランが有名ですが…このグレンファークラスもシェリー樽仕立て。私は昔からシェリーカスク好きなのです。
105とは、「105プルーフ」と言う意味でアルコール度数を指しています。英国の場合『105P=60度』になります。
また年数表示も無いですが、8年~10年物程度が瓶詰されている、樽出し原酒(カスク・ストレングス)です。
色が非常に濃く、香り味わいともにコクがあり、飲み口も甘味が強いです
かつてサッチャー元首相も、いつも飲んでいる酒は?と、聞かれ「グレンファークラス」と答えたことがあるそうです。
グレンファークラスとはゲール語で「緑の草の生い茂る谷間」の意。
新緑が美しいこの季節、オススメです。
今回は店の営業のお話です。
桜が散り新緑の季節を迎えるこの時期、月島・佃周辺に越してこられた方のご来店が多くなります。
私共にとって一年で一番、新しい出会いがある季節です。
心がけているのは、いつもどうりの営業。
色々なお客様がご来店される中で、常連さんも初めてのご来店の方も皆平等。分け隔てなく上質な時間にいざなうのが仕事だと思っております。
おすすめは何?と、よく尋ねられます。
カクテル・ワイン・ウイスキーと、私たちスタッフが好きなお酒のご紹介になるのですが…本当に大切な事は、お客様の「飲みたい一杯」をご提供する事だと。
少しでもお客様の望まれる「一杯」に近づきたいです。
この気持ちが一年で一番増して思う今が、ティン佃の春の始まりです。
新入荷のご案内です。
「トロワ リビエール 5年」
フランスの海外県にあたる「マルティニーク島」で造られています。
マルティニーク島は1502年にコロンブスにより発見され、“世界で一番美しい島”と彼に言わせた程の美しさを誇ります。
この島で造られるラムは、さとうきびから直接ジュースを搾り取る「アグリコール製法」で造られており、それが“良質なコニャック”を彷彿とさせる柔らかさと、繊細な味わいを生み出しています。
トロワ・リビエール(Trois Rivieres)とはフランス語で「3本の川」を意味し、120ヘクタールの広さを誇る自社農園の中を流れる3本の川に由来しています。
華やかな香りがより強くドライフルーツとスパイシーな味わいがフルボディで感じられ、その後のフィニッシュはパワフルで長く続きます。
ひと足早いバカンス気分で、この「トロワ リビエール5年」をお楽しみください。
人気おつまみのご紹介です。
スモークオイスター
1缶そのままでお出ししています。
ちょっと量が…と、お思いでも、お酒を色々変えて楽しむというのはどうでしょう。
まずはビール。ヒューガルデン生でもいいですし、ギネスにもよく合います。
その後は、白ワインやさっぱりしたカクテルで。又はウイスキー(中でもアイラ)は好相性です。
スモークすることで旨みと甘みを極限まで引き出した牡蠣を、さっぱりとしたひまわり油に漬け込んでいます。
牡蠣は「海のミルク」と称されるほど栄養豊富で、ビタミンA、B1、B2、鉄分、カルシウム、リン、グリコーゲンなどが豊富に含まれ貧血や肝臓に良いそうです。1缶あたり195カロリーと意外にヘルシー。
一品で色々なお酒が楽しめる、「絶品!スモークオイスター」をぜひ。
新入荷のご案内です。
Blue Hanger Blended Malt 4th Limited Release 「ブルーハンガー」
今回の第4弾は、熟成年数表記がないブレンデッドモルトでグレンリベット中心に16年から34年熟成までの計6種のモルト(モートラック1992ホグスヘッド、モートラック1991シェリー、グレンエルギン1991シェリー、グレンリベット1974ホグスヘッド、グレンリベット1975シェリー、グレンリベット1976シェリー)が使われています。
ボトリングはベリーブラザーズ&ラッド社(BB&R)
1698年創業の歴史ある酒商であのカティーサークの発売元として有名ですが、そのプレミアム版として位置付けられています。
ブルーハンガーとは、BB&R社の上顧客であったウイリアム・ハンガー卿が好んで着ていたブルーのジャケットに因んで名付けられました。
優美でレアなモルトを融合させた究極のモルトウィスキー「ブルーハンガー」総生産3256本。
少しばかり…贅沢なお酒です。
ティン佃の定番人気メニュー「牛すじのハヤシ」こちらは、ライス又はバケットでのご提供をしております。
今回はこの「ライス=米」を生産している業者さんのお話です。
吉澤藤兵衛 (よしざわ とうべい)
新潟・長岡で美味しいお米を作られています。
ショップ名の『藤兵衛』は昔からの屋号で、祖先がいたから、今の私達がいると言うことでつけられたそうです。
毎回送られてくる度に、とても達筆な「ふみ」が添えられてます。(中略) 桜の開花聞かれ春の香りが漂う今日、春耕の時期を迎え米作りのスタートです。
藤兵衛さんとの出会いは、お客様のご紹介でした。お店で使わせていただくようになってもう3年以上は経ちます。
吉澤さん一家は、米作りに熱い思いを持っておられ、日々今よりももっと美味しく安全な米作りに励んでおられます。
息子さんが催事で東京に来た際、ティンに来てくれて話をしてくれました。
親子の二人三脚、時にはケンカもしますが、皆様に『おいしいね』といわれる米作りたいんです。そしていつか親父を超えたいと。
色々な方と接する私たちの商売の中には、このような出会いもあります。
良い天気で昨日、今日にお花見の方も多いと思われます。
ティン佃のカウンターにも桜があり満開に咲いております。
ご近所のお花屋さん「フラワーテーブル」の活けこみはいつも季節感あふれる作品で、私も楽しませていただいてます。
この桜は「彼岸桜」という品種で花言葉は「心の平安」眺めていると安らぐ気持ちになるのは、ここからきているのでしょうか。
お花見宴会の帰りにまた違う「バーでお花見」なんていかがでしょう。
桜の香りがする「ズブロッカ」やカクテルの「チェリーブロッサム」夜桜見物で冷えた体に、白ワインで作った「ホットワイン」などなど…。
お花見気分をより一層高めるメニューで、皆様のご来店をお待ちしております。
桜の便りが届く今の季節にピッタリなチーズのご紹介です。
「ラ・ロッサ」
イタリアはピエモンテ州産のソフトタイプで山羊乳から造られたチーズです。
ロビオラというシェーブル(山羊)チーズに桜の葉の塩漬けをまいて5~6か月熟成させています。
ふんわりとした桜の香りとさっぱりと熟成したシェーブルの酸味が何とも言えません。
使っている桜の葉は桜餅で有名な伊豆のオオシマザクラの葉の塩漬けです。実は、日本とイタリアのコラボレーションで造られています。
4年前に初めて発売されたのですが、オオシマザクラの若葉の塩漬けがイタリア・ピエモンテのコーラさんの工房でフレッシュな山羊乳チーズと合体して
できました。
桜葉の香りと塩味、酸味の絶妙なバランスをぜひお試しください。
桜の開花も始まり もう、そこまで春が来ています。
ティン佃では、今日からおすすめカクテルを春仕様に変えてご案内致します。
その中でも一番のおすすめは…「春佃色」~はる つくだ いろ~
ウオッカをベースに桃とクランベリーのまろやかな味わい。ほのかに甘く、爽やかなティン佃オリジナルカクテルです。
その他に、ベースのワインは赤白日替わりの自家製サングリア(復活します!)
や濃厚イチゴリキュールとシャンパンのカクテル、熟成ブランデーに甘辛ジンジャエールの組み合わせの食後酒など…。
今の季節に相応しいカクテルばかりです。
グラスの中の「春」を愛でながら、楽しいひと時をお過ごしください。
おすすめチーズのご案内です。
シュロプシャー ブルー 青かびタイプのチーズです。
イギリスの三大ブルーチーズのひとつで「スティルトン」を造っているメーカーが、1970年に開発。
植物性のアナトー色素(ベニの木の実から採った食品染料、チェダーチーズもこの色素です)による鮮やかなオレンジ色の生地に、大理石模様の青かびがきれいに広がった美しいブルーチーズです。
ほんのりハチミツの様な甘味と微妙な苦味がバランスよく絡み合い、ツンとした辛味が無いので、ブルーチーズが苦手な方にもおすすめです。
同郷のスコッチウィスキーをはじめ、ワインとくに、貴腐ワインと良く合います。
色鮮やかなシュロプシャーブルー。目も覚める味わいです。
おすすめの組み合わせのご紹介です。
グリオッティン(Griottines)
世界中の美食家が愛してやまない甘美なデザート。
中でも、ディスティラリー・プール社のものは、果肉がしっかり詰まった新鮮なワイルドチェリーをアルコール(独自の製法で数種類のリキュールとキルシュ)
と砂糖でしっかりと浸透させて作られます。
甘すぎず、ワイルドチェリー本来の果実の味わいがしっかりと残っています。果実の酸味が程よく調和し、絶妙のハーモニーを奏でています。
こちらに合わせて…。
ランソン・ブラック(グラスシャンパン)を。
100年以上前のヴィクトリア女王時代に英国王室御用達となったのをはじめとし、スウェーデン、スペイン王室の御用達としても親しまれてきた由緒正しきシャンパンです。
私が大好きなシャンパーニュのひとつ、ランソンブラック。
もっと優雅にそして気軽にシャンパーニュをお客様に楽しんでいただきたくて、どうしてもハウスシャンパンに迎えたくて、かなり業者さんに泣いてもらって(ありいがとうございます!)とってもリーズナブルなお値段でのご案内ができました。
気品にあふれ、キリッとした味わいのランソンと甘美なグリオッティンの饗宴をお楽しみください。
新入荷のご案内です。
キルホーマン 3年
2005年、アイラ島に124年ぶりに新たな蒸留所が誕生したと、当時は大きな話題になりましたそれがこの「キルホーマン蒸留所」
スコッチ・ウイスキーの法律には「3年以上の熟成」をさせないと、スコッチ・ウイスキーとは呼べません。
今までリリースされたキルホーマンは「スピリッツ」これからが正式に「ウイスキー」
モルトの一部を自社の畑で栽培、ピートもアイラ島産の物を使用し、フェノール値は50ppmと非常にピーティーです。
今回はセカンドリリースとなり、バーボン樽で3年熟成の後、フレッシュオロロソシェリーバットで2ヵ月半フィニッシュされました。
力強いストレートなピートスモークに、シェリー樽フィニッシュによる熟した重ためのフルーツフレーバーが厚みと奥行きを与えています。
アイラ好きの方にはぜひ、おすすめしたい1杯です。
おすすめチーズのご案内です。
冬が終わって野焼きした後に生えてくる若くて柔らかい草を食べ得た羊のミルクを使うことから、かつては3月だけに作られていたために、こう名付けられました。
マルツォリーノ
イタリア語で3月はMarzo(マルツォ)と言うことからきています。トスカーナ産の半硬質タイプのチーズです。
フレッシュなペコリーノ(羊)チーズがもつ弾力のある食感と、さっぱりとしたミルクの味わいです。
寒い冬を越し少しずつ暖かくなる3月(マルツォ)この時期に出荷されるチーズです。
春の訪れを運ぶマルツォリーノ、ぜひご賞味ください。
おすすめチーズのご案内です。
モン・ドール リエム
フランスのフランシュ・コンテ圏ドゥー県、スイスとの国境近くジュラ山脈にあるモンドール(黄金の山)の渓谷一帯で作られています。リエム社は、コンテストで4度の金賞に輝く優秀な作り手。
エピセア(樅の木の一種)の樹皮で巻き丁寧に洗いながら同木の棚で熟成させるため、中の生地はとろりとやわらかくエピセアの香りがふんわりと広がります。つややかでその上品な味わいからフランスでは「チーズの真珠」と称賛されるほどです。
中身はとろりと軟らかくスプーンですくってご提供いたします。
製造解禁日が8月15日と定められていて,製造元で4週間、その後チーズ業者で2~3週間熟成させるので、一番早く市場に出るのが9月末。
そして3月15日までが製造最終と定められていますので、秋から冬にかけてしか店頭に並ばない季節限定のチーズです。
春の訪れとともに去っていくモンドール。
ティン佃では今シーズン最後のご案内です。ぜひ、お試しください。
今回は個人的に好きなお酒のご紹介です。
マルティニ・ビター
酒のジャンルではリキュール。その中でも苦味酒(にがみしゅ)=ビターというカテゴリーのもので、ビターオレンジの果皮を主体にキニーネ(キナ樹皮の抽出成分)などを配合して作られます。皆さんご存知と思われるカンパリと同じ酒類です。
ちなみにカンパリは社名で、こちらのお酒はマルティニ社製。マルティニ社はF1のフェラーリチームのスポンサーでもあります。
私が思うに、カンパリに比べて苦みがマイルドで上品。この味わいが気に入ってます。
飲み方はロック、ソーダ、トニックetc…色々とありますが、一番のおすすめは「オレンジ割り」
その昔、酒初心者の私はカンパリが苦手でした。どうも消臭剤っぽい香りと味が。
その後、バーで働くようになり まだお酒もよくわからない新人の頃、このマルティニ・ビターのオレンジ割りを先輩から教わり、カンパリと同種と知り味の違いにビックリ。そして味の虜に。もう10年以上前の話です。
そして今では、このマルティニ・ビターにいつも癒されています。
私が愛してやまないお酒の1つです。
おすすめのチーズのご案内です。
ペライユ・デ・カバス
冬から春にかけてが旬を迎える「ブルビ=羊乳のチーズ」軽く押すと固さがなくなり柔らかくなった頃が、食べごろのタイミングです。
切り分けるというより、スプーンですくって食べるほどのトロリ加減が一番です。ねっとりとクリーミィでいて、羊乳独特のコクを感じられます。
フランスのルエルグ地方(フランス全体から見ると南部)カバス大地で作られるペライユ。ペライユとは、この地方の方言で「小さな羊のチーズ」を表しています。
ブルビタイプには、固くしまった熟成ものが通年ありますが、このペライユのような自然の表皮をもつソフトなタイプは今が旬です。
というのも羊は、早春に子供を産むために秋に交配をおこないます。羊の平均妊娠期間である147日が過ぎるちょうど今頃が出産ラッシュ。
そんな生まれたばかりの子羊たちのために母羊はとっても濃厚なミルクを出します。
その濃厚な羊の無殺菌乳でペライユは造られます。
乳の凝固はゆっくりと、またレードルで丁寧に型入れされなければなりません。脱水も時間をかけて行い、その後反転をし軽く塩をします。
熟成期間は非常に短く8~10日後には食べられるようになります。
造り手のドンブル家はペライユのスペシャリスト。
じんわりと伝わってくる羊乳の優しい甘みと、バターにも似たコクがなんとも素晴らしい味わいです。
フランスから届いた「早春の味」をぜひお試しください。
ちょっと変わったウイスキーのご紹介です。
カネマラ・シングルモルト
アイルランドのシングルモルトウイスキーでクーリー蒸溜所で造られています。
1987年に国策でアイリッシュ産のウイスキーの独立企業を作る事となり北アイルランドとの国境近くのダンダーク郊外に創業し、1992年から製品のリリースを始めています。
カネマラは他のアイリッシュウイスキーと異なるのはスモーキーなところです。現在のアイリッシュウイスキーはピート香をつけないのが一般的ですが、その昔はターフ炭のピート香を持つのが普通だったようです。
カネマラはその復刻版として誕生し、ターフ炭を掘り出す土地の名前をつけられたという事です。
色は薄い琥珀色。白ワインに近いくらい薄く、上品なスモーキーさを感じます。
味はアイリッシュウイスキーならでは甘さとまたそれとは違う塩辛さがあり、後味は甘みがスーッと退いていく感じがあり、ピート感もしつこくはありません。
一昔の味わいを復活させた「カネマラ」ぜひお試しください。
新入荷のご案内です。
デュポン 1985年
このカルバドスは、ペイドージュ地区に約27ヘクタール、6000本のりんごの樹を所有し、その収穫からボトリングまで、全てをデュポン・ファミリーが管理している家族経営のブランド。
もともと現オーナーのエティエンヌ・デュポン氏の祖父が、カルヴァドスを自家生産して、樽で販売していました。
そして1980年にエティエンヌが父から代を受け継いで「デュポン」ブランドを正式に立ち上げ、蒸留や熟成の技術革新に取り組み、見事に最高級品のカルヴァドスへと進化させました。
世界中の高級レストランやバー、ホテルが取り扱っており、フランス国内ではタイユヴァンやトゥールダルジャンを始めとしてミシュラン3つ星レストランの半数以上がオンリスト!!
その生産量の少なさゆえ、特にヴィンテージ表記品はなかなか数多く出回らない希少価値の高い1本です。
甘美な香りとまろやかなコクをお楽しみください。
新入荷のご案内です。
ロッホサイド 1891年 ブラッカダー ロウカスク
ロッホサイドはゲール語で「湖の横」この蒸留所は東ハイランド地方のモントローズで1957年から操業していたのですが、1992年に閉鎖していて、操業期間はわずか35年。ボトラーズで何点か見かけたことはあるのですが、なかなか珍しい銘柄になります。
今回ご紹介する「ブラッカダー ロウカスク」シリーズは、カスクストレングス、ノンチルフィルタリングですので、シングルモルトが本来持っているピュアな香味を存分に愉しめます。
色は、薄くオレンジがかったイエロー。26年の熟成を感じさせない、明るい色合いです。
香りは非常に繊細でデリケート。 最初の印象は香りが弱い気がしていましたが、徐々に華やかさが広がっていきます。
この香りは、若いマンゴーのような感じもありますが、パパイヤやパッションフルーツの若々しい香りにも近い気がします。全体的にジューシーな南国フルーツのようです。 スモーク香は、ほとんど感じられません。
口当たりは、カスクとは思えない軽快さとシャープさ、しっかりとした麦の香りを感じます。
口の中では非常に穏やかで、1回目はレモンのような爽やかな香りを伴った甘さがありますが、2回目以降は、やや甘さがしっかりしてきます。
非常に華やかですので最初の1杯としていかがでしょうか。
喉を通り過ぎた後に立ち昇ってくる南国フルーツのような甘い香りが、とにかく絶品! 程よく伸びる余韻が、何とも温かで優しい香り。
そして、当店スタッフの中村が惚れこんだ一本です。
「金柑」は、甘くなくて、渋くて、砂糖漬けみたいにしないと食べられない。というイメージですが、この「きんかん春姫」は、皮ごと食べられる熟成金柑。
柑橘であると言うことから、皮の部分は渋くて食べられない感がありますが、この金柑は違います。
爽やかな香りで皮が柔らかく高糖度、低酸度なので、皮ごと召し上がってください。パリッとした皮にとろける果肉は絶品です。
日本の南国とも呼ばれる九州、鹿児島県 南さつま。柑橘の栽培が盛んに行なわれている地域で、特に金柑の栽培に力を入れています。
その金柑の中でも、「春姫」と名づけられた金柑は、生育の段階から気を使っています。
春と秋、季節によってハウスをかけて樹を大切に守り、夏は太陽の日差しをいっぱいに浴びられるようハウスを取り除きます。
そうして育った金柑を、樹上で十分に熟させるまでじっくりと収穫を待ち、美味しくなった頃合を見計らって収穫が始まります。
ですので、この金柑は、皮ごとそのまま食べても美味しさ、甘さ、独特のほろ苦さが楽しめる一口金柑なのです。
金柑は中国原産。和名は姫橘(ヒメタチバナ)と呼びます。鎌倉時代末頃に渡来し、以来、温暖な地域で栽培されています。
レモン果汁とほぼ同量のビタミンC、さらに、カロチン、ビタミンA、、ビタミンPの本体ヘスペリジンも多く含んでいます。
何よりもフルーツの中では珍しくカルシウムが豊富。風邪予防に最適といわれている成分ばかりです。
柑橘の栄養価は特に皮に多く含まれているので、皮ごと食べるこの「きんかん春姫」は、まさに、究極の自然なビタミン剤といったところです。
プチッとはじける食感。甘みと心地良い苦みが絶妙で美味。
今しかない、ちょっと珍しいおつまみです。
新入荷のご案内です。
ロイヤル ハウスホールド
リッチでメローな味わいをもち、全ブレンドスコッチの中でも最高級品。ロイヤルハウスホールドとは、英国王室の意。
ロイヤルと冠したウィスキーは数多く存在しますが、「英国王室」そのものとしたウィスキーは、後にも先にもこれ一つしか存在しません。
このロイヤルハウスホールドは3つの場所で飲めます。
1つはもちろんバッキンガム宮殿で、もう1つはスコットランドの辺境、ヘブリディーズ諸島のハリス島にある。ローデル・ホテルのバー、そして最後のひとつが日本です。
このロイヤル・ハウスホールドは、英国王室内で飲まれている他は、日本だけで売られています。
昭和天皇が英国訪問した事で、英王室の特別の許可の下、世界で唯一日本だけが販売を許可されているそうです。
ご存じの方も多いと思いますが…1ショット三千円前後する価格のものです。
しかし、本当に美味しい。絶妙なバランスでブレンドされた至高の一杯だと思います。
ティン佃では、2500円でご提供。今宵からボトル棚に並びます。
新入荷のラムのです。
アプルトン12年
ジャマイカ産。J.レイ&ネフュー社は、1749年にスタートしたジャマイカで一番の歴史を誇る老舗のラム工場で、その起源は1655年までさかのぼる。
英国出身のジョン・アプルトンが開拓した農園で栽培・収穫されたサトウキビと純度の高い湧水を使い、伝統的なポット・スティル方式で蒸留、オーク樽で長期間熟成した逸品です。
滑らかさと力強さを兼ね備えたその味わいは、年代物のコニャックにもひけを取りません。2世紀半の永きに渡る歴史、技術の粋のすべてがここに結晶しています。
おすすめの飲み方は、ストレートやロックでそのままの美味しさを。
なんですが、私はちょっと贅沢にライムを搾りソーダ割りで飲むのが好きです。
もしくは…
今日のように寒い日は、お湯割りにオレンジピールで香りづけして、身体の内側から温まってみてはいかがでしょうか。
おすすめのイタリアワインのご紹介です。
Cantalupi Riserva Conti Zecca カンタルピ リゼルヴァ コンティゼッカ
コンティ・ゼッカは、南イタリア・プーリア州に数少ない公爵家として門を構える。
500年にわたるワインづくりの歴史をもち、古くからフランスやイギリスとの貿易を行ってきた由緒あるワイナリーです。
黒くガーネットを帯びた赤黒。イチジクヤブルーベリージャム、スパイスのアクセント。
しっとりとした舌触りに、ドライで上品な質感。プラムなどの果実味が豊か。
今日から、グラス又はカラフェ(ボトルの約半分の量)でご案内します。
同じ色合わせで、バック写ってる店内のお花のご紹介も。
ご近所の花屋さん「フラワーテーブル」の素敵な姉妹が、ティンのカウンターに綺麗な花を生けてくれています。
商売がら、お花をお贈りする際もこちらにお願いしていて、受け取った方から「素敵なアレンジのお花が届きました」
と、喜んでいただいてます。
毎週火曜日が生け込みの日。私にとっては、休み明けの楽しみのひとつです。
毎回、季節感のあるセンスの良い作品ばかりで大変気にいってます。
バーを彩るのはお酒や会話、BGMだけではないのだな…と、思わせてくれる「ひとつ」です。
自分が好きでよく飲んでいるイタリアワインのご紹介です。
ファランギーナ サンニオ Falanghina Sannio 南イタリアの白ワインです。
造り手は、ワイン造りの伝統を築いた6世紀末の教皇グレゴリオ一世に敬意を表し、「フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ」(聖グレゴリオの領地)を社名に冠してます。土壌と地元のブドウ品種にこだわって、最新のテクノロジーと農学研究を駆使し、類まれなる高品質ワインを生み出してます。
カンパーニア州(州都はナポリ)でも一番古いブドウの1つ、ファランギーナ100%のワイン。柑橘系の香りを持ち、果実味豊かでさわやかな辛口白ワイン。
かぐわしい白い花のニュアンスとバナナの皮を思わせるはっきりとした香り。豊かで凝縮感があり、フレッシュでバランスの取れた味わい。
北のワインでは感じられない温かみを感じさせてくれます。
以前大坂で、イタリアレストランのサービスの仕事をしていた時(もう10年くらい前)に出会いました。
まだ駆け出しの新人で、イタリアワイン初心者の頃です。
オーナーシェフから「うちは南イタリア料理が中心やから、こういう味わいのワインが合うんやで」と。
飲んでみたら、いままで飲んだことがない味わいとコク、香りに驚きました。
合わせる料理は、カプレーゼやピッツア・マルゲリータのナポリ料理はもちろん、魚貝やトマトソースによく合うワインです。
もちろんそのままでも飲み飽きしません。
私の中では思い出のワイン。イタリアワインにハマった内の1本。今でもこれを飲むとあの頃の事を思いだします。
たどたどしい発音のイタリア語でオーダーしたり、伝票もイタリア語でスペルの勉強したり。
仲間とワイン飲みながら朝まで仕事の話をしたり喧嘩もしたり…何だか熱かった時代です(笑)
余談ですが、その当時の仲間が今月の25日に独立し自分の店を大坂でオープンします。(本当に嬉しい。おめでとう!)
tinをオープンした時、彼から「グラッパ」を御祝いでもらいました。今回私も、彼の店のオープン祝いに「同じ」グラッパを贈りました。
お互いに成功したら、お互いに贈ったグラッパを一緒に飲みたいなと思っています。
今日から、グラス又はカラフェ(ボトルの約半分の量)でご案内します。
新入荷のご案内です。
Prunelle Sauvage プリュネル・ソヴァージュ
製造元のマスネ社は、1870年アルザス地方ヴィレ渓谷にジャン・バチスト・マスネによって設立。
単式蒸留器で65度の原酒を得た後、45度に調整して製品化している。
プリュネルとはプラムの一種。ソヴァージュは野生の意味。
つまりは野生のプリュネルの実を、アルコール浸漬のうえ蒸留したお酒です。
フルーツブランデーで有名なのは、カルバドス(りんご)キルシュ(さくらんぼ)ペア(洋梨)ですが、このプリュネル あまり聞かない酒類です。
実は、先日東京国際フォーラムで開催していた「クリスマスマーケット」で見つけた品。
香り豊かで、味わいがなんとも上品。ほのかな甘さ。試飲してすっかり気に入ってしまい仕入れてしまったのです。
あまりバーには置いてないちょっと珍しい逸品だと思ってます。
食後に蒸留酒を楽しまれる方にぜひ、お試しいただきたい一杯です。
いつも飲まれるウイスキーやブランデーとは角度の違う路線開拓にどうぞ。
新入荷のご案内です。
宮城峡蒸溜所20年貯蔵シングルモルト
ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所で1989年(平成元)年に蒸溜した、4タイプのモルトウイスキーから厳選し、バランスを重視して丁寧にバッティングしました。アルコール度数は宮城峡モルトの特長を引き出す50%で瓶詰めし、華やかな甘酸っぱい香りと、まろやかな口当たりとコクのある甘さを実現しました。
テイスティングノート
色合い:ゴールドがかった琥珀色
香 り:全体を包む暖かい甘い樽熟成香。華やかでフローラルな香り、甘酸っぱい杏やベリーの香りとグレナデンのような熟した果実の香りが漂います。
蜂蜜やシロップ、柑橘や新緑の森を思わせるグリーンな香り。
味わい:苔むした岩を流れる清流のミントやハーブのような爽やかな味わい。
長期樽熟成のコクのある甘さと宮城峡原酒ならではのまろやかな口当たりがやさしく調和しています。
フィニッシュ:やわらかく穏やかに静かに消えゆくドライな後味。
森の精気を吸い込んだような、華やかな香りとまろやかさ。力強さが特長の余市モルトとはまた違った味わいで高い評価をもつ宮城峡モルト。
とりあえず、飲んでいただければ「素晴らしさ」が、わかります。
限定ボトルの為1本のみの入荷です。お早めに。
新商品のご案内です。
BRUICHLADDICH PEAT
ブルイックラディ ピート
ブルイックラディ蒸留所は1881年スコットランド・アイラ島の海岸沿いに設立されました。
ブルイックラディとは、ゲール語で「海辺の丘の斜面」1994年に一度閉鎖されたものの、2001年5月に再開。
コンピューターや自動機器を一切使用せず、設立当時の設備を未だに使い続けており、それがブルイックラディのほかにない個性と特徴になっています。
アイラ島の中で高いスティルネックから造りだされるウイスキーは島の中でも最もエレガントで洗練された華やかさを持っています。
バーボン樽で熟成。ゴールド色のミディアムボディ溢れんばかりのピートの温かみ、乾燥した大麦が感じられます。
ピート由来のスモーク、ヴァニラのようなクリーミーな香りもあり、味わいは非常に完成されていて力強く五感に訴えるものがあります。
他にはない、個性豊かなこの味わいをぜひお試しください。
あけましておめでとうございます。
たっぷりお休みをいただき、今日より営業致します。
新しい年を迎えた今、改めて大切なものは「何か」という事を考えました。
希少なお酒を探したり、美味しいカクテルのご提供や気のきいたつまみを用意したり…
それも店の営業としては大事ですが、やはりスタッフ一同、いつも笑顔を忘れず日々を大切にお客様と過ごす事じゃないかと思うのです。
忙しい中、時間をぬってバーに足をむけていただく皆様に、美味しいお酒をご案内しつつ素敵な時間を過ごしていただけるように頑張っていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いします。
本日のみですが、ウェルカムドリンクをご用意しております。
皆様のお越しをお待ちしております。