「ハウスシャンパン」という言葉をご存知でしょうか?
その店で扱う定番のシャンパーニュの事です。ティン佃ではこちら…
ランソン・ブラック
1760年にシャンパーニュ地方のランスで、判事フランソワ・ドゥラモットによって創業された最も古いシャンパーニュメゾンです。
いきいきとした香りが広がり、さまざまな花の蜜の香りと余韻が長く続く気品ある辛口。
ランソンが当店のハウスになったのには、ちょっとしたエピゾードがあります。
気軽に気楽に美味しいシャンパンをグラス1000円でお客様に楽しんでいただきたい。
しかしこの思いの中には「価格」という課題がありました。ランソンの仕入値段はそう安くないのです。
他のあまりメジャーではない銘柄でしたら、仕入値も抑えられるのですが、自分が好きなシャンパーニュの一つ、このキリっとした辛口のランソンをお客様に届けたい!との思いを強く業者さんに伝えて実現した次第です。
今でも思い出すのが…何度も仕入金額の見積を出してもらった事。
私が「もう少し(金額を)下げられませんか?」の問いに、100円単位で「これでどうでしょう?」と業者さんの回答。
しかし私が再度「もう少しなんとか…」と詰め寄る。
これを繰り返し、かなり金額が下がった最後の見積書には「これでめいいっぱいです」と業者さんのコメント付きで商談成立しました。
今は輸入業者さんが変わり、その当時の営業さんではないのですが、業者さんが変わった今でも、昔のままの仕入金額で納品されています。
色々な方のお陰で以前と変わらないお付き合いをさせていただいています。(感謝です)
正統派シャンパーニュのランソン・ブラック
これからも変わらぬ味をお楽しみください。