サングレ・イ・トラバハテロ オロロソ

前回に引き続き新入荷のシェリーのご紹介です。

 

サングレ・イ・トラバハテロ オロロソ

 

「サングレ・イ・トラバハテロ」とはスペイン語で「血と労働者」というちょっと凄まじいネーミング。

造り手のグティエレス・コロシア社は1873年創立。

大西洋にほど近いエル・プエルト・デ・サンタ・マリアの、グアダレーテ川の河口にボデガはあり、適度な湿気のある場所に位置していますので、地の利を生かしたソフトタイプのシェリーを造りだしますが、サングレ・イ・トラバハテロは、社の隣にある吸収合併したクリージョ社よりソレラを引き継いでいます。

 

オロロソはシェリー酒の中の古酒といった感じでしょうか。

フロール(シェリー特有の酵母膜)がなくなることにより酸素と触れる熟成になるので、色は琥珀色になり独特の芳香を持つようになります。

 

オロロソとはスペイン語で「香が良い」の意味で、その名の通りとても香り高い長期熟成タイプのシェリーです。

 

前回ご案内したアモンティリャード(フィノをさらに酸化熟成させたもの)と是非飲み比べてみてください。

あまりシェリーに馴染みのない方でも、シェリー好きな方にもお楽しみいただけるかと思います。