新入荷のご案内です。
ロッホサイド 1891年 ブラッカダー ロウカスク
ロッホサイドはゲール語で「湖の横」この蒸留所は東ハイランド地方のモントローズで1957年から操業していたのですが、1992年に閉鎖していて、操業期間はわずか35年。ボトラーズで何点か見かけたことはあるのですが、なかなか珍しい銘柄になります。
今回ご紹介する「ブラッカダー ロウカスク」シリーズは、カスクストレングス、ノンチルフィルタリングですので、シングルモルトが本来持っているピュアな香味を存分に愉しめます。
色は、薄くオレンジがかったイエロー。26年の熟成を感じさせない、明るい色合いです。
香りは非常に繊細でデリケート。 最初の印象は香りが弱い気がしていましたが、徐々に華やかさが広がっていきます。
この香りは、若いマンゴーのような感じもありますが、パパイヤやパッションフルーツの若々しい香りにも近い気がします。全体的にジューシーな南国フルーツのようです。 スモーク香は、ほとんど感じられません。
口当たりは、カスクとは思えない軽快さとシャープさ、しっかりとした麦の香りを感じます。
口の中では非常に穏やかで、1回目はレモンのような爽やかな香りを伴った甘さがありますが、2回目以降は、やや甘さがしっかりしてきます。
非常に華やかですので最初の1杯としていかがでしょうか。
喉を通り過ぎた後に立ち昇ってくる南国フルーツのような甘い香りが、とにかく絶品! 程よく伸びる余韻が、何とも温かで優しい香り。
そして、当店スタッフの中村が惚れこんだ一本です。